作家・駒沢敏器

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駒沢敏器、一般に広くは知られていないかもしれません。
1961年東京生まれ、学生時代にアメリカ合衆国へ渡り、テンプル大学教養学部(アメリカ研究学)を卒業しています。雑誌の編集者を経て作家・翻訳家として活躍された方です。本好きの友人から紹介されて読んだ処女作「ミシシッピは月まで狂っている」で惹きつけられてしまった作家です。

20140819Koma2.jpgアメリカのミシシッピ周辺でブルースとゴスペルのルーツを探しながらそこに住む人々との関わりを描いた作品です。メディアに躍らされることない本物の作家でありトラベル作家として活躍されました。
執筆の合間には近くのワインバーによく顔を出しワインを楽しんでいたそうです(写真左)。

20140819Koma3.jpgしかしまだ51歳の若さで2012年3月8日に私の住む横浜青葉区のマンション(写真右)で絞殺死体で発見されたのです。
駒沢さんの母親(81)から「息子を殺した」という趣旨の手紙が 新潟県内の親族に届き、無施錠のマンション室内からは絞めるのに使ったとみられるネクタイも落ちており、母親の名前で書き置きがあったようです。
息子の足の病気を不憫に思って絞殺に走ったのではないかと推察されているが、真実はわかりません。その後母親の足取りは消え、今日に至っています。

20140819Kom4.jpg多くのエッセイを残しており、その描写はまるでハリウッド映画を観ているような錯覚に陥らせるような不思議な作品ばかりです
遺作は「人生は彼女の腹筋」、2014年6月に出版されました。


今は遺作とともに横浜市青葉区の福昌寺に静かに眠っています。

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