秋山郷(新潟県)

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江戸時代のベストセラー「北越雪譜」を残したルポライター(?)鈴木牧之は秋山郷を歩き絶賛し紀行文を残しています。ちょうど秋の鮮やかな時季にほんのさわりを歩いてみました。
「北越雪譜」は簡単に表現すれば北越雪の時季に辛くて生活が大変だということをわかってください・・・というルポを綴ったものです。

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顕微鏡でみた雪の結晶の姿を牧之が紹介しています。もともとは天保年間に残されたもののようです。
凍るとき、溶ける過程のなかでいろいろな姿を見せる六角形の「雪」を描いたものです。
新潟では早くて九月下旬から四月まで雪が降ります。つまり年四か月しか穏やかな生活ができない、あとは必死に生きているのでしょう。
そんなルポが「北越雪譜」。現代語訳や解説本、はたまた海外でも訳本が数多く出ています。

そんな牧之が歩いた秋山記行で出てくる秋山郷は、地名の通り秋の山々は色鮮やかになります。

ほんのさわりだけしか今回は歩いてないのですが、機会あれば全体の散策をしてみたいと思う場所になりました。

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EOS Kiss X7i with EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM 2018.11.4


大地の芸術祭(追加画像含む)

MyB400_大地の芸術祭トップ.jpg「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。前回2015年は約51万人の来場者数を記録し、約50億の経済効果や雇用・交流人口の拡大をもたらしています。
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今年は7月29日から9月17日にかけて開催され、アート作品348作品、数多くのイベントによって構成されています。これまでも既設の作品をいくつか観てきましたが最近も行ってなかった場も含めて訪ねてきました。

「たくさんの失われた窓のために」(左)
-部屋の窓から見える風景は「私の風景」となる。窓から見える風景を通して外に広がる妻有の風景をもう一度発見するための窓。揺れるカーテンは風を映す-(内海昭子氏)
自然を邪魔することなく慎ましく咲く花のような作品を目指したという作者の意図は明らかで、大地のなかに絵画を描いたような好きな作品です。

MyB400_大地の芸術祭作品02.jpg「小さな家-聞き忘れのないように-」(伊藤嘉朗氏)
-対岸にある一本の木を眺めるための場所。作家はこの木を気に入り、訪れる人々にその存在に気づいてもらえるよう、地下室をつくった。木と対話する静かな時を過ごしたい。-
地下室から見える一本の木を眺めながら過ごせる場所として気に入りました。

「Kiss & Goodbye (土市駅)(越後水沢駅)
海外からも多くのアーティストも参加しています。台湾のベストセラー絵本作家として活躍しているジミー・リャオ氏は、JR 飯山線を舞台とした新作絵本 『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』 を軸に、土市駅と越後水沢駅の横 に作品を設置しています。絵本の世界が駅舎の脇に出現し楽しい風景を見せてくれます。開催期間中には内部をみることもできるようです。
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MyB400_大地の芸術祭作品03.jpg(右)「リバース・シティー」(パスカル・マルティン・タイユー氏)

芸術祭のコンセプトは4つのワードで示されています。
・均質空間への疑義
・人間の土地に生まれるアート
・アートを介する人の移動
・人類の始原に還る企画展   

十日町エリア、川西エリア、松代エリア、松之山エリア、津南エリア、中里エリアと広範囲で開催されるためリストから選んで行かれることをおすすめします。
http://www.echigo-tsumari.jp/

MyB400_kusama.jpg                 「花咲ける妻有」(草間彌生氏)

       *      *     *     *

6、7月の事前の鑑賞をスタートに8月、9月の開催時にたくさんのアートを観てきました。

s-400_2018-09-07 10.35.17.jpg紹介したいアートはたくさんありますが、主な画像をアップします。

地元の方たちや国内外からのボランティアの参加もあり多くの方とともに造った大地の芸術祭は大成功だったと思います。最大の意義が十日町・津南町、妻有の里で実現したことは地域創生の成功例だと思います。

三年に一回の大地の芸術祭、2021年7月が待ち遠しいものです。

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大地の芸術祭総合プロデューサー
北川フラム氏インタビュー(2018.9)

大地の芸術祭 総合ディレクターの北川フラム氏が、
文部科学省が文化の向上発達に関し特に功績が顕
著な者として選出する「文化功労者」(2018年度)
に選ばれました。
(2018.10)







美人林

美人林は十日町市の丘陵に樹齢約90年ほどのブナの木が一面に生い茂り、そのブナの立ち姿がとても美しいことから「美人林」と呼ばれるようになったそうです。
全国的に注目を集めるようになった松之山の美人林。その美しい姿を求め、今や年間10万人が訪れるとか。
私も新潟へ行くと必ず寄るというファンになってしまいました。木漏れ日と静寂が体内に染み込むような気持ちになります。

MyB400_新潟201806_eos63.jpgMyB400_新潟201806_eos64.jpgMyB400_新潟201806_eos74.jpg美人林-新潟県十日町市松之山

車中泊

ここ四年近くひとり旅に出ると車中泊がほとんどです。基本的には道の駅で停めることがほとんどですが都市部はコインパーキングも使います。キャンピングカーという選択もありましたが、出かけても月数日、機動性からは当時最適と言われた「NBox+カスタム」を使っています。
MB400茅野市北山桜20170503_07.jpg携行備品はガスコンロ、コップ、飲料水、緊急用携帯トイレ、LEDライト、寝袋、マットレス、枕、毛布、温泉セット等々。

道の駅には温泉がついているところもありますが、途中の日帰り温泉をよく使います。
夕食を済ませて夜9時ころには駐車場に着くようにしてベッドメイキング。助手席側のシートと後部座席を倒しすとほぼフラットな状態になります。多少の凸凹はマットレスにスポンジを入れて平になるように加工しました。

MB400IMG_20161223_093101.jpg窓枠に合わせて作ったシートをはめ込み遮光しています。
多少の光漏れは許容範囲、道の駅などの強い照明が入らないようにすれば快適な寝室がつくられます。
夏用、冬用の寝袋(さらに寒ければ毛布使用)を使えば問題なく眠れます。

駐車する上で辛いのは車の騒音と雨の音。できるだけ音から離れられトイレに近い場所、一方安全性の点から車中泊仲間から離れないようにします。さらに日の出の方向と車の位置を考慮に入れて確保するのが大事になってきます。
朝は5時から6時には起床・洗面をしてから出発。朝食は途中の牛丼屋さん。
そんな旅もスマホのおかげで道の駅、温泉、パーキング、食事場所などすぐに検索が可能となり便利な世の中になったものです。                                                     

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瓢湖の白鳥

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ラムサール条約登録の瓢湖(ひょうこ)の白鳥を見るために新潟県阿賀野市に行ってきました。
ここでは毎年最盛期には5000~6000羽がここで冬を越します。
「はくちょうおじさん」として有名な、故吉川重三郎氏により餌付けに成功してからは、渡来中は他に移動することが少なくなり純野生の白鳥がこんなに人に馴れ、人が与える餌(もみ)を喜んでたべることは古今東西を問わず珍しいことで、一躍世界的に有名になりました。
BehaaviaSwan2.jpgこの白鳥は大白鳥といい、体長1.5m体重10kg程度で羽を広げると2~3メートル位あります。色は純白ですが幼鳥は少し灰色をおび、寿命は20~30年位といわれています。
常に一家族づつ群をなして、たいへん愛情に富んでいるようです。
晴れた冬の日、銀色に輝く五頭山脈を背に湖上を飛ぶ白鳥の白い美しさは何ともいえません。毎年10月上旬に渡来し、3月末に北方に去ります。
今年の初飛来はほぼ例年通りの10月5日、ピークは11月11日の4,146羽、12月15日に訪れた夜は初雪となり佐潟へ移動した白鳥も多く翌朝は2,645羽になっていたそうです。
今年は12月上旬に鳥インフルエンザに感染した疑いのある白鳥が発見されました。
現在瓢湖の立ち入りを一部に制限し、周辺の消毒を行うなどの感染防止対策を行っています。
もちろん規制区域外や白鳥観察舎から白鳥を観察することは可能です。BehaaviaSwan3.jpgBehaaviaSwan4.jpg
朝もやが立ち込める上空を、餌を求めて飛んでいく白鳥たちの姿。夕暮れに染まる頃、瓢湖に戻ってくる白鳥たちが頭上をかすめて、湖面に着水する優雅な姿。なんとも言えない風景でした。
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白鳥の滞在数が一番多い11月の深夜の瓢湖には、湖の前面が白い白鳥で覆われるように見えるそうです。
また訪れてみたい瓢湖です。
(新潟県内では瓢湖以外に福島潟、鳥屋野潟、佐潟が4000羽以上の飛来地となっています)

渓谷散策

渓谷を流れる水を見ながら歩くのは気持ちがいいいものです。
奥入瀬渓流、長瀞渓谷など著名なところも多く、小さな渓谷も含めれば日本中で各地で見られます。澄んだ水流からは水底も綺麗に見られ、周囲の緑や紅葉の時季であれば黄色や赤が反射して美しさを見せてくれます。
大小様々な滝も多くマイナスイオンをたっぷり浴びることができリラックスさせてくれます。幸い自宅から2~3時間で行かれることもあり時々楽しんでいます。

●日本の絶景として著名な七ツ釜五段の滝がある西沢渓谷(山梨県山梨市)は「平成の名水百選」や「森林浴の森百選」などに選定され、原生林を流れる渓流は滝や淵が連続して続きます。トレッキングコースが整備され、初夏のシャクナゲ、秋の紅葉の時期には観光客でにぎわいます。
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●山梨県から神奈川県に流れる道志川は横浜の水源となったいることもあり横浜市との結びつきも強く横浜市民の憩いの場としてハイキング、釣り、キャンプで賑わいます。20160419道志村雄滝雌滝eos02Resized400.jpg  雌滝雄滝






●紅葉が美しい横谷渓谷(長野県茅野市)
   20161023横谷渓谷09mResized200.jpg     20161023横谷渓谷42mResized200.jpg  









●東日本第一の落差を誇る精進ヶ滝(山梨県北杜市)のある石
空川渓谷。  

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精進ヶ滝

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※Instagramから世界的に有名になった千葉県君津市「濃溝の滝」

新潟の古民家

Kominka5.jpg★「古い家のない町は、思い出のない人と同じです」とは、東山魁夷がわたしにくれた言葉。古い=価値がないのではありません。古いものは、歴史や思いがつまった、単なる"モノ"以上のものなのです。
使い捨て、大量消費の文化とともに、日本人はモノを大切にすることを忘れつつあるのかもしれません。この世界に誇れる文化の現状は私にとって残念で悲しいものです。私は、その素晴らしさを後世に残し伝えたいと思います。
民家の再生は、単なる建物の再生ではありません。民家の再生が、スクラップアンドビルドに象徴される現代日本の価値観、その見直しや、暮らし方、考え方の再生にもつながることを私は望んでいます。★

Kominka1.jpg新潟県十日町市竹所で現在の自宅(双鶴庵)となる古民家を購入、再生に着手し多くの古民家を再生してきたカール・ベンクスさんの言葉です。
ドイツから来日長年新潟に住んでいらっしゃるカールさんが手がけ新たな命を吹き込まれた再生古民家は、新潟県のあちこちに点在し特に松代には数多くあります。写真左から最近出来た牛舎、シェアハウス、友人の萬羽邸(下右)等どれをみても素敵な古民家です。

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カールさんのお住いは竹所の奥にあり(下)周囲の木々と美しい調和を見せてくれています。

Kominka4.jpg近くのイエローハウス(最上段)は積雪のない時季の週末はカフェとして優雅な時間を感じることができます。ちょうど庭でカール(左)さんがお茶を飲んでいらっしゃいました。


この二年間で三回通い古民家の美しさに感動してきました。また行ってみたいと思う日本の美しい田舎です。







カールさんのご自宅(双鶴庵)



日本の原風景

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日本の原風景「棚田」(新潟県十日町市松代)を散策してきました。ちょうど田植えの開始時期。水鏡がまわりの景色や月を取り込み美しい絵を作り出す時季です。

天候に左右される写真撮影ですし、常時撮影できる環境ではなくなかなか難しいものです。棚田農家の方は大変ですがとりわけ美味しいコシヒカリができるそうです。

本当に日本の風景は美しいものです。

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