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2004年11月10日

●高砂義勇兵

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“撤去”の危機報道
『太平洋戦争に「日本兵」として出征した台湾先住民出身の「高砂義勇兵」の戦没者を祭る慰霊碑に、“撤去”の危機が迫っている。慰霊碑の敷地を提供していた台北郊外の観光会社が、昨年の新型肺炎(SARS)流行による日本人観光客激減で倒産、月内にも土地を「更地」にして売却する意向を固めたためだ。地元関係者は碑の移設を検討しているが、五百万台湾元(約千六百万円)と見積もられる移設費用の捻出(ねんしゅつ)に頭を抱えている。』産経新聞7/4朝刊一面での報道だ。
慰霊碑は、台湾先住民の一つであるタイヤル族の女性頭目だった周麗梅(民族名リムイ・アベオ)さんが中心となって1992年に建立したもの。慰霊碑には、当時総統だった李登輝氏が揮毫(きごう)した「霊安故郷(霊魂は故郷に眠る)」の文字が刻まれている。建設から維持まで費用を捻出してきた周麗梅さんは昨年11月に75歳で病死した。
常に日章旗も掲げられ勇敢な高砂義勇兵を祀りながら台日友好の象徴としても存在していたものだけに何らかの支援をしていきたいと思っていたが、世間であまり良い噂を聞かない巨大掲示板2ちゃんねるが動き出した。

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2ちゃんねるの支援
一報が伝えられるや否や 2ちゃんねるには数多くの"支援の声"が書き込まれた。そして社会的な支援体制や高砂義勇兵を正しく理解して後世に伝えようとするサイト「高砂義勇伝」がつくられた。すごいネットワークコラボレーションでありネットワーク社会でのコミュニケーションのすばらしい事例となった。
その結果、高砂義勇兵英霊慰霊碑を守る会への義援金は、総額3,398件、32,012,391円となった。
11月4日、義援金目録が慰霊碑を守る会発起人代表の吉川福太郎氏と斉藤繁・産経新聞取締役から、慰霊碑建立委員会代表の台北県烏来郷の簡福源・前郷長(町長に相当)に手渡された。産経新聞の読者で構成する訪台団「第3回産経李登輝学校」の参加者33人が同席し、慰霊祭も同時に行われた。
2ちゃんねるを舞台に多くの若者が中心になり盛り上げてきた国境を越える支援ばすばらしい結果となった。

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参考
高砂義勇兵
日本統治時代の台湾で、太平洋戦争中に「高砂挺身報国隊」「陸軍特別志願兵」など日本兵として出征した数千人の台湾先住民の総称。軍属扱いで、記録すら残されていないケースも多い。山地生活の知恵があり、勇敢で忠誠心が高い。南洋のジャングル戦で正規軍の食料調達や行軍、接近戦では先頭に立った。血書志願した若者も少なくなかったという。半数は戦死したとされる。生還しても戦後は日本国籍を失ったため恩給や補償も満足に受け取れず、日本人に忘れ去られてきた。

高砂義勇伝
何でも書き書きエッセイ2004年07月31日「2チャンネルの愛国心」
何でも書き書きエッセイ2004年08月06日「2チャンネルの愛国心(続)」
千点写行2004年07月04日「No.199 高砂義勇兵」
台湾からのお便り
台湾軍と台湾高砂族の兵士たち
国民新聞「高砂族 靖国神社を参拝」


[2006/11/09追記]


「高砂義勇兵慰霊碑」移設と落成記念式典
李登輝前総統「日本人の善意が英霊追悼」

【烏来(台湾台北県)=河崎真澄】日本統治下の台湾で太平洋戦争に日本兵として出征した先住民出身「高砂義勇兵」の戦没者を祭る英霊慰霊碑の移設と落成を記念する式典が八日、台北郊外の烏来(ウライ)郷で、前総統の李登輝氏や日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の池田維代表など、約百人の日台関係者が参列して行われた。

慰霊碑は遺族らの手で一九九二年に烏来郷に建立されていたが、二年前に地権者に撤去を求められた。その窮状を伝えた産経新聞の記事をみた読者などから三千二百万円を超える義援金が寄せられ、日台関係者の支援により代替地への移設と再建作業が進められた。

碑文に「霊安故郷(英霊は故郷に眠る)」と揮毫(きごう)している李氏は、「日本の人々の善意が台湾に届き、台湾の英霊を追悼し遺族を慰めた。慰霊碑には悲しい歴史を成長に切り替える力がある」として再建立をたたえた。

また池田代表は、「現在の日本の繁栄が多くの台湾の方々の尊い犠牲の上に成り立っていることを、日本人は片時も忘れてはならない」と強調した。

慰霊碑の管理団体で遺族が昨年設立した社団法人「台北県烏来郷高砂義勇隊記念協会」の簡福源理事長は、「これで日本の軍人軍属として勇敢に戦った高砂義勇兵の慰霊碑を永久に残すことができる」と再建支援した日本の関係者に感謝の言葉を述べた。産経新聞社から羽佐間重彰取締役相談役が式典に参列した。
(産経新聞報道より)

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