●コンスタンティノープル

「コンスタンティノープルの陥落」 塩野七生著(新潮社)
ぼくは、この本を読んだとたんイスタンブールに行きたくなった。一ヵ月後ぼくは成田からのトルコ航空機内にいた。
ルメリ・ヒサール ボスポラス海峡を挟み、ヨーロッパ側の要塞「ルメリ・ヒサール」は、コンスタンティノープル陥落の前年、1452 年に築かれたものである。
それまで1000年にわたって栄えたビザンチ ン帝国の首都コンスタンティノープル終焉の現場だ。
ほぼ丸一日、この要塞で過ごしたが 訪れる観光客はほとんどいなかった。ボスポラス海峡クルーズで、船から眺めるのが定番のようだ。
冬にしては珍しく晴れ渡った日、「コンスタンティノープルの陥落」で展開された この海峡を舞台に繰り広げられた壮絶な戦いを、しみじみと思い浮かべた一日であった。