2004年12月12日

●鳥だけが自由

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韓国民族分断の現場「板門店(パンムンジョム)」、ソウルから車で わずか1時間半。1953年来の休戦中とはいえ、身体に震えがくるほど緊張する場所である。
近くの臨津江(イムジンカン)のほとりには、プサンから鴨緑江を経て北京まで走った列車が停車している。いつの日か、再び走る日を待って。

軍事停戦委員会の建物の中は、テーブル中央のマイクの線を境に、北と南に分かれている。この建物の中だけは、北側に入ることができる。しかし、画像中央の土盛りを越えることはできない。

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休戦ラインから北の町並みが見える。風に乗って南への宣伝放送が聞こえてくる。陽が沈むと町並みに「一斉に」明かりが灯るという。もちろん建物のなかに、人影を見ることはできないそうだ。戦後始まった帰還運動で約6,000人の日本人が北に渡っている。そのほとんどの行方はわからない。 相変わらず閉ざされた地域だ。 さらに拉致したたくさんの日本人が暮らしている。

鳥だけが自由に往来できる場所「板門店」である。