2006年01月08日
2006年01月03日
●金閣寺

日本の美、世界文化遺産のひとつである鹿苑寺(金閣寺)は、昭和25年7月2日の火災で焼失したものを再建したものである。
火災は、住み込みの徒僧林養賢(当時21歳)によって引き起こされた放火事件だった。この忌まわしい事件は、三島由紀夫、水上勉による二つの日本を代表する文学作品につながった。
三島は、美への嫉妬とした小説「金閣寺」を、水上は放火した主人公が通っていた遊女を主人公にした「五番町夕霧楼」を創作、後にこれらを原作として市川崑が市川雷蔵で「金閣寺」を、田坂具隆が佐久間良子で「五番町夕霧楼」をそれぞれ映画化、それぞれに大スターを誕生させている作品となった。
また水上は、林養賢の人生を追った「金閣炎上」を発表、「大罪」とされる罪を犯した人間を批判するのではなく、その人間をひたすらに見つめてみようとする視点で描いている。
その水上は一昨年2004年9月8日に死去、三島由紀夫も亡くなってから昨年11月25日で35年になった。
写真提供:Tochiさん
