●話芸「落語」

日本の話芸の代表といえば「落語」。日本の話芸の成立を考えるとき「説話文学(昔話・民話を含む)」「咄職(咄のもの)」「説教(仏教の布教)」の三系列があるそうだ。落語の源流はどれにもあたるらしい。
詳細は歴史書等に譲るが、ジャンルとしては東京落語、上方落語に分けられ、いろいろなしきたりも異なるようだ。
上方落語は会社組織のなかで存在するのが特徴だが、東京は師弟制度のなかだけで動いている。
歴史的な出来事も経て4団体(落語協会、落語芸術協会、円楽一門会、落語立川流)で構成されている。
定席といわれている寄席は、上野・鈴本演芸場、新宿・末廣亭、池袋演芸場、浅草演芸ホールがあり一年中楽しむことができる。
落語の原点は"人情噺"であり、日本の「こころ」の原点だ。
芸道には“きびしさ”がある。落語に魅力があるのは内容の面白さよりも演者の力にある芸道修行の“きびしさ”の裏づけではないか。それが「話芸」となって顕在化するのだろう。
(写真=柳家喬太郎師匠・関東学院大学生涯学習講座)
明治39年 9月、12室30名収容の旅館からスタートした「